「 虚像の力 」2016年08月21日 11:47

「 虚像の力 」

       

鏡に向かうのは朝夕の歯磨きと入浴脱衣時
そこで自分とでくわすことはいちおう確認している
鏡のむこうに裸の自分ダッシュがこちらを向いている
眠たげな重いまぶたで
何を考えているのかよくわからないダッシュなのだ
鏡にうつるものは虚像だと子供のころ習ったと思うが
記憶がまちがってなければダッシュはまさしくその虚像だ
鏡の前ではわれわれは虚像でしか自分の姿を知ることができない
虚像のダッシュもこちらを向いて同じことを考えている 
多分


内蔵脂肪が貯まっている腹を思いっきりへっこます
自分ダッシュその二が現れる
みっともない腹まわりがへっこんでなかなかよろしい
だが自分ダッシュその二の問題点は
ダッシュその二状態をいつまでも維持できないところにある
詰めた息が保たなくなって腹の力がほどけてしまう
ダッシュその一が復元して失望している顔色になっている
虚像がなにをえらそーにと鏡の向こうをにらむ
虚像ダッシュは黙々と蛙の腹のような見たくもないやつをみせつける
虚像には勝てないということを 今日まなんだ


                --2016.05

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つれづれにしたためた作文を投稿させていただきます。本人は「詩」を書いているつもりですが,、恥ずかしながら「詩」とは何かがわかっているわけではありません。

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