「 雨よあめ -07- 」 ― 2016年09月20日 10:23
「 雨よあめ -07- 」
激しく降り続いていた雨も今は止んで
夜の湿った匂いが静かに放たれている
どこからかしわぶく音がかすかに聞こえる
一日の終わりを示してくれているようだ
今日もいくつかの出来事に出会い
今日も多くのことに出会わずに過ごした
さようなら と誰にともなく告げ
また会おう と言いかけてことばを濁す
開け放した窓はいつまでも
暗い空を見あげたままでいる
そのさまはなにかに似ているなと思い
答えを考える前に思いを閉ざす
雨はしばらく降るつもりはないのだろう
どこかの木戸を開けて帰ってしまったにちがいない
ぼくの窓は今もあいたまま
夜を見あげつづけている
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