「 ひばり (雲雀) 」 ― 2017年04月28日 09:41
頭上はるかホバリングしているやつ
春の陽射しに溶け込んでしまったおれを
威嚇するかに鳴き続けている
昔日少年時代に出会ったブラウニングが
いきなり口によみがえる
「揚雲雀なのりいで」 ※
何十年も忘れていたことばの世界
火を噴く空を小さな背にかかえ
おれはここで叫ぶぞとそいつは告げている
その高み 「空に知ろしめす」ひばりよ ※
おれはおれでいつまでも地を這いつづけてやるぞ
おまえの一点がやけにまぶしいのがつらいけれど
* * * *
※ ロバート・ブラウニング Pippa's Song (劇詩 Pippa Passes 所収 1841 )
上田敏訳 「春の朝(アシタ)」 海潮音(1905)所収 (初出「万年艸」1902)
The year 's at the spring,
And day 's at the morn;
Morning 's at seven;
The hill-side 's dew-pearl'd;
The lark 's on the wing;
The snail 's on the thorn;
God 's in His heaven—
All 's right with the world!
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